眼内コンタクトレンズ(ICL)
ICLのメリット
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角膜を削ったり水晶体の除去をしない負担の少ない矯正手術
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元に戻すことが可能
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幅広い近視・乱視に適応
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くもりや汚れのないクリアな見え方
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コンタクトレンズやメガネを装着するための手間が省ける
ICL手術の適応条件はありますか?
ICL手術を受けられる方
年齢:原則として 21~45歳
中等度以上の近視および近視性乱視
矯正視力が良好であること
過去1年の近視の度数が安定していること
ICL手術の費用
ICL手術は「自由診療」です。
厚生労働省によって正式に認可された治療法です。レーシックなどと同様に、健康保険の適用はありません。ただし、保険会社による医療保険は適用される場合があります。医療保険に加入している方は、保険会社にお問い合わせいただくことをお勧めします。
■治療内容
眼内(虹彩と水晶体の間)に薄いレンズを挿入することにより屈折異常(近視・乱視)を矯正します。
■費用
片眼:330,000円(税込)
両眼:660,000円(税込)
術前検査、手術、レンズ代金、術後1年までの検査・診察・投薬を含めた総額です。手術日にお支払いいただきます。
■治療期間・治療回数 以下の通院が必要です。
術前検査(2回)、手術当日(日帰り)、
術後1日目、1週目、1ヶ月目、3ヶ月目、6ヶ月目、1年目
■リスク・副作用
レンズの交換や位置修正が必要になることがあります。
稀に白内障を生じることがあります。
厚生労働省認定の「ICL」
「ICL」は、コラマー(Collamer®)という特殊な素材から作られています。コラマーはHEMAを主成分とする含水性ポリマーで、コラーゲンを含むことで眼内での生体適合性を向上させています。生体適合性を向上させることで、長期にわたって炎症を抑制し、細胞付着などを防ぎます。
このコラマー素材を用いた「ICL」は1997年にヨーロッパでCEマークを取得し、2005年には米国FDAより認可を受けています。 日本では国内で実施した臨床試験データを元に、2010年2月に厚生労働省より有水晶体後房レンズ(医療機器製造販売承認番号:22200BZY00001000)として承認されました。